現在、マネージャーとして活動している方。
これからマネージャーとして活動する方。
このような方は必ず抱えている悩みだと思います。
それは「部下育成」です。
部下育成の仕方が分からない。
丁寧に部下に仕事を教えても成果を出さない。
部下との人間関係の構築が上手くいかない。
これから部下育成のスキルを高めてマネジメントを目指したい。
このような様々な悩みや考えを持っていると思います。
そんな中で特に現在マネージャーの仕事をしていて、
上手く部下育成が出来ていないと考えている方に向けて僕なりの考えや方法をお伝えできればと思います。
部下育成に必要なことは?
部下育成をするためには一概に「これをしておけばよい」という事はありません。
部下それぞれに性格や考え方がありますので、その人に合わせた育成をマネージャーが考えていく必要があります。
ただ万人に向けて「ここは押さえておかないと育たない」という部分はありますので、解説していきます。
マイナビエージェント社内の人間関係の構築(心理的安全性の確保)
まずは職場の環境を整えることが大切です。
組織内の人間関係
新人や部下が発言しても大丈夫という安心感のある職場
馬鹿にしたり、さげすむことのない環境
これらが非常に大切です。
逆に人間関係が悪く、職場内で発言や提言が出来ない環境で発言してもばかにされたらどうなるかは容易に想像ができると思います。
部下は何も考えず、何も発言せず職場の愚痴をこぼし、ゆくゆくは退職していくでしょう。
そのようにならない環境づくりがまず大前提です。
マイナビエージェント社会人としての基本知識
そして、次に社会人としての基礎知識です。
敬語、立ち振る舞い、服装、髪型など社会人として学ぶことは本当に多いです。
特に営業職の場合はお客様相手に接客を行いますので、
いち早く身に着けてもらう必要があります。
お客様からすると新人だろうがベテランだろうが「プロ」として見られます。
サイズの合っているスーツで清潔感のある髪型などで接客すればお客様にも安心を与えることができます。
その職に応じた専門スキル
専門スキルはセールスだけではなくて、所属部署に応じた専門知識が必ず必要になります。
お客様や社内の人間から「あの人に聞けばわかるかも」と思われるくらいの認識を周囲が持ってくれればある程度の専門スキルが身についていると思ってもよいのではないでしょうか?
例えば、ローンのことならあの人に聞けば詳しくわかる!
保険のことならあの人に聞けばいい!
車の細かい機能的な話ならあの人!
など専門性のある知識は必ず武器になります。
さらに我々のような自動車業界の人間であれば、新旧の知識が必要になります。
日々新しい技術や数年ごとに出てくる最新モデルなど様々な知識が必要です。
その中で新旧の知識は以前の車と比べて特徴と利点を伝えるのに非常に有効です。
例えば、
昔の車に関しての知識があれば
「昔はこんな故障がありましたが、今はそのようなことはなく改善されています。」とお客様によりリアルな情報をお伝え出来ます。
逆に新しい情報は
「今度、こんな新型車両が出る予定ですよ!その車両には最新の○○という機能が装備されてます。」と新しい情報は常々仕入れておく必要があります。
若手や新人だと覚えなければいけないことが多すぎると思いますので、何か一つに特化して詳しくなるという事は非常に大切なことだと思います。
ハロー効果もありますので、
一つの分野に特化することで他のことも出来ているように錯覚させることもできます。
接客応対時の対人スキル
対人スキルも必ず必要になります。
社内外問わず社会人になると必ず人と接することになりますので、
目上の方やビジネスパートナーなど相手に不快に思われない対人スキルを身につけなければいけません。
特にセールスであればお客様に対する対人スキルを磨く必要があるので、
ロープレや勉強会などでしっかりとインプットとアウトプットができるような環境を整てあげましょう。
対人スキルとしては別の記事でもお伝えしている「コミュニケーションスキル」が多くを占めます。
相手に「伝える力」と「受け取る力」をしっかりと身に着けて磨き上げていきましょう。
部下の目標の設定
最後に部下の目標設定も非常に重要なポイントです。
ビジョンや目標が無いと仕事にやりがいは見いだせません。
上司やマネジメントがここの目標設定をミスすると部下はどんどんやめていくと思います。
部下の目標設定の方法については別記事でも解説していますので、そちらもご覧くださいませ。
さいご
部下育成というと単純なものかと考えがちですが、
奥は深くやるべきことは多岐にわたります。
部下によって性格も違うので、一概に「これをやっていれば大丈夫!」ということがないのが難しくマネジメントを苦しめていると思います。
特にジェネレーションギャップのあるマネジメントだと昔の自分と比べて全然違うという感覚になると思います。
マネジメントは時代にあった様々な育成方法を常にアップデートして部下と共に部下育成を考えていく必要があると思います。
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