あなたが新任マネージャーになれば組織から様々なスキルが求められます。
そして、組織から求められることは、
今までとは全く別のスキルです。
そんな中で、
「初めてマネージャーになったけど、マネージャーってそもそも何をすれば良いの?」
「良いマネージャーになるためにはどのようなスキルを身につければ良いの?」
このような疑問を持つ新任マネージャーは多いんじゃないでしょうか?
私も2021年に営業から営業マネージャーに昇格してから上記のような疑問を持っていました。
そこで今回はマネジメントとして身に付けないといけないスキルを3つ解説していきます。
コーチングを受けながら学ぶなら【CoachEd】スキル1【部下育成スキル】
まず1つ目のスキルは「部下育成スキル」です。
マネージャーになる人というのは基本的には何かしらで成果を出し、
その成果が会社から評価を受けて就任していると思います。
マネージャーになるまでは営業マンとして
「自身の目標や成果を追いかけ、自分自身が成果を出す」
ということに集中していればよかったのですが、
マネージャーになってからは、
「部下に目標を持たせ、部下に成果を出させる」
という他人に成果を出させるということに取り組む必要があります。
これが自身で成果を出す以上に難しいことです。
なぜなら、他人は簡単に自分の言うことを聞いてはくれないし自分の思うような行動を取ってくれないからです。
そんな中で必要になってくるスキルが
部下育成スキルです。
部下をしっかり育てて、自分と同じような
成果を出せる部下をどんどん育成する事ができれば、
例え一人のトップセールスマンがどれだけ頑張って成果を出そうが勝てません。
一ヶ月に3000万の売上をあげる営業マンを一人がいる組織でも、
1000万の売上を上げられる営業マンが
4人いる組織には成果で勝てませんし、
一人あたりの業務の負担も軽いです。
つまり効率も良いです。
マネージャーはそのような組織を作らないといけませんし、
売上の上がる組織を作り上げる=人材の育成(部下の育成)
となります。
そして、この部下の育成が組織運営をする上で一番難しく一番時間がかかる部分です。
このスキルに長けているマネジメントは必ずどこの会社からも欲しい人材だと思われますし、社会的価値の高い人材と言えます。
スキル2【管理スキル】
必須スキルの2つ目は「管理スキル」です。
マネジメントは部下の様々なことを「管理」をする必要があります。
もちろん日々の業務の進捗具合は管理して当たり前ですが、
それだけではなく
「部下のモチベーション管理」
「部下の目標管理」
「店舗の出勤体制の管理」
「残業時間の管理」
「提出物の期日の管理」
「店舗の成果の管理」
「お客様のCS」
「部下のES」
「職場の人間関係」
「店舗の美化」
「備品の管理」
などなど。本当に様々だと思います。
このようにマネジメントというのは様々なことを管理しスムーズに業務が進むようにしなければいけません。
この「管理スキル」が低いと下記のようになります。
「突然思い出したかのように仕事を振る」
「就業時間の間際に仕事を頼んでしまう」
「目標達成が出来ない」
「店舗としても成績が出せない」
「人が育たない」
「部下が付いて来ない」
「周囲からの信頼が無くなる」
そして、さらにプラスアルファで最悪なのは、この管理スキルを勘違いしてしまい、事細かく管理ようとする「マイクロマネジメント」をしてしまうと逆にスムーズに業務が回らないようになってしまいますので、十分に気をつけながらスキルアップに努めていきましょう。
逆に管理スキルが身に付けば、周囲の人からは仕事が出来る人だと思ってもらえますし部下は嫌がることなく目標に向かってモチベーション高く仕事に取り組んでくれます。
スキル3【問題解決スキル】
そして、最後の必須スキルの3つ目は
「問題解決スキル」です。
何故、問題解決スキルが必要かと言うと、
マネージャーという立場は
「組織の抱えている問題を解決し、そして成果を出す」
という立場だからです。
マネージャーは日々様々な問題に直面します。
特に直面するのは、
「業績(売上、利益)」
「人間関係」
「職場環境」
「クレーム、苦情」
「部下が育たない」
「部下が言うことを聞いてくれない」
「労働環境」
などでしょう。
この上記のような様々な問題を解決しながら理想の組織を作っていく必要があります。
中にはこの問題から逃げてしまうような上司も存在します。
クレームが発生すると自分は対応せずに別のスタッフに対応させる上司がいました。
このように責任から逃れようとする上司がいる組織は必ず崩壊します。
絶対にまとまりもなく、業績も上がらず、社員のモチベーションも低くなります。
そのようにならないために上司やマネージャーは「問題解決スキル」を高めていく必要があります。
この問題解決スキルが高まれば、
部下のクレーム対応もスマートに対応し解決することもできますし、業績が何故上がらないかの原因を解明し早急に対処することもできます。
そのような姿は周囲の人に仕事の出来る人と思われますし、他の組織からすればのどから手が出るほどほしい人材だと思います。
特に営業マンからマネージャーになったような人は物を売る際の問題解決スキルに関しては長けている人が多いはずなので、その能力を方向転換すれば良いだけです。
ただマネージャーでは出来ないこともありますので、ご注意ください。(例えば、決裁権がマネージャーには一切無いなどという場合です。)
まとめ
最後にもう一度おさらいします。
マネージャーに必要なスキルは
「部下育成スキル」
「管理スキル」
「問題解決スキル」
の3つのスキルです。
その他にも身につけるべきスキルはたくさんありますが、
私としてはこの3つが大きなウエイトを締めていると考えています。
逆にこの3つのスキルが欠落しているようなマネジメントはマネジメントとして成果は出せないと断言できます。
しっかりと自身のマネジメントスキルを見直し身につけられるようにしましょう。